きかんしゃトーマスの映画「魔法の線路」内でみなさんが疑問に思ってること、意外と全部答えられる説
今回は少しばかり適当ですが、映画「魔法の線路」での疑問点や謎な点についてを個人的な解釈を交えて説明していきます。わかりにくかったらすみません。
※この記事内で使用する用語
・ワークプリント版 - 2019年12から2020年5月にかけて流出した試写会用の初期編集版
・P.T.ブーマー - 試写会時に子供が怖がったため削除されたシャイニング・タイム(実写サイド)の悪役。片思いをしていたターシャがバーネット・ストーンと両思いになったため、バーネットに恨みを抱く。
・ジョージ - 1999年の草稿(原稿)とストーリーボード(絵コンテ)にのみ登場したスチームローラー。TV版でも登場あり。
それでは、初めて行きましょう。
1.映画内でのソドー島は魔法の線路を通してしか行くことができないのか?
これについては明確に表現されていませんが、パーシーが「もうここにはこれなくなるんでしょ?」と言っているのでそのように捉えることができますが、先述のように明確に表現されていないのも事実です。よって、ソドー島は魔法の線路を通じなくても行くことができるとも考えられます。また、作者のブリット・オールクロフトはシーズン4のエピソード「トーマスととくべつなてがみ」に登場した女の子がリリーの元になっているといっており、同エピソードの原作版ではハット卿が「機関車達を絵本の中だけのものだと思っている」のようなことを言っていたので、魔法の線路でもソドー島とシャイニング・タイムの外では機関車達が実際にいることはあまり知られていないのかもしれませんね。
2.ディーゼル10はなぜレディーを破壊しようとしているのか?
これはあまり難しい質問ではありません。レディーはソドー島とシャイニング・タイムを結ぶ魔法の線路を走る機関車でありソドー島の機関車達を守る存在?のようにも描かれています。なので、おそらくレディーを破壊すれば他の機関車をスクラップにすることが簡単になるということかもしれません。また、ディーゼル10が最初にレディーを追いかけて痛めつけたと語られていますが、これはP.T.ブーマーの削除に伴う設定変更なので、ディーゼル10は一度もレディーを破壊できた事はありません。
3.ディーゼル10は魔法を信じていないのか?
これはもう完全にP.T.ブーマーを削除したせいです。おそらく、ディーゼル10は魔法の力を信じているからこそレディーを破壊したがるのでしょう。なので、魔法を信じていないのは実際にはP.T.ブーマーのことです。ブーマーは魔法を1ミリも信じておらず、トーマスを「大きな青いおもちゃ」というほどです。また、ワークプリント版では「魔法よりお金の方が幸せになれる」とバーネットに言うセリフもありました。
4.魔法の線路、キャラクターたちはその後どうなったのか?
機関車達の物語は第6シーズンに続いており、ディーゼル10はディーゼル整備工場に移ったかメインランドにはしけで運ばれたと思います。だとするとスプラッターとドッヂもおなじくメインランドに行ったと考えられます。劇中では直接的な表現がなく、一シーンだけでしか確認できませんが、ワークプリント版によるとリリーとパッチはその後結婚し、リリーは鉄道で働き、パッチは両親の牛舎を継いだようです。子供が2人で来て、パッチの白馬とマットの子孫のジェフに囲まれてハッピーエンドですね。
シーンはありませんが、セリフによるとジュニアはミスター・コンダクターと共にシャイニング・タイムで働いているようですね。P.T.ブーマーは当時、ジュニアにディーゼル10諸共泥に変えられるというシーンがあったようですが、ワークプリント版では生きているのでおそらく自分の家に戻ったと思います。
5.チェイスシーンなどのルートはどういう道のりなのか?
これに関しては完全に不明ですが、鉄道模型泥棒のサム・ウィルキンソンによるとカーク・ローナン線だそうです。しかし、道中でヘンリーのトンネルを通過しているので、個人的には本線だと思います。正解は恐らくないでしょう。映画内で撮影できるセットは輸送されてきたもののみだったと思われるので、数少ないセットで何とか長めのチェイスシーンを撮ったためにルートがめちゃくちゃになったんだと思います。しかし、これに関しては皆さまの意見にお任せいたします。
(個人的な見解としては、トーマスの支線で水車小屋まで行き、戻って来てヘンリーのトンネル(当時はナップフォードとクロスビーの間に配置)をくぐった感じです。)
今回はここまでです。不定期で更新するかもしれません。