「きかんしゃトーマス」の好きな部分

どうも。今回は軽く「きかんしゃトーマス」という作品の良さについて語っていきたいと思います。

初めに

皆さんご存じの通り、きかんしゃトーマスは「きしゃのえほん」という英国の絵本シリーズを映像化した作品です。(実は「きしゃのえほん」の映像化はこれが三度目の挑戦で、それ以前の作品は闇に葬られました。)

英国ではビートルズのドラマーであったリンゴ・スターさんがナレーションを担当している他、当時の流行り物とは異なるゆったりとした雰囲気、そして何より原作「きしゃのえほん」の人気があったおかげで大成功を収めました。

ナレーターや制作会社が変わっても人気は途絶える事なく、日本やアメリカでも同様に成功を収めました。ここからは、私が思うトーマスの良さを紹介します。

1.ナレーション

トーマスと言えば、ナレーション。ストーリーを語るナレーターがいなければ物語が始まりません。原作が絵本である為、物語を語る為のナレーターは必要な存在なのです。

ほとんどのお話は、機関車達よりナレーターの方が台詞が多いですが、むしろそれが良かったのかなと思っています。キャラクターが何かを説明するよりも、ナレーターが説明した方が自然な流れが作られ、話のテンポも速く進みます。

英国版ではナレーターが一人で機関車達に声を当てていますが、コチラも読み聞かせ感があって、演技も素晴らしいですw

2.ストーリー

トーマスのストーリーは短く、内容を理解しやすいモノが多いです。原作が絵本である為、次のエピソードに話が続くこともありますが、基本的には一話完結です。

当時のエピソード尺は4分30秒、オープニングを足して5分です。絵本のお話が短い為、退屈になることもなくサクサク見られます。ストーリーはすべて短いですが、内容は意外と深く、よく作りこまれています。

ストーリーでは大きかれ小さかれ、アクシデントが起こります。事故が起こったり、ミスをしたり、機関車が病気になったり...。すべての出来事が1話内に解決できるとは限りませんが、仲間を助けたり、協力したり、知恵を絞ったりして、物事を良い方向に向かわせます。

日常的な回から、ド派手なアクシデント回、またはその両方があるので、見ていて面白いです。話順に見ると、話の温度差もすごかったりしますw

3.音楽

トーマスに欠かせないもう一つの物は、音楽です。トーマスのストーリーにはBGMがなければなりません。各話ごとに最低1つは新たなBGMが作曲されており、音楽が流れるタイミングもバッチリです。

鼻歌のバックに音楽を付けてみたり、雰囲気に合わせてBGMをなしにしたりと、編集面でもかなりよくできています。エピソード外の歌も同じく素晴らしいです。

作曲者はマイク・オドネルさんとジュニア・キャンベルさん。2人ともトーマスにマッチした素晴らしい作曲家だったと思います。

4.リアリティ

すべての回がそうとは限りませんが、ほとんどの回には何かリアルな要素があります。

勿論、効果音や模型も含まれます。セットはイギリスの鉄道を精密に再現しており、実在する場所をモデルにしている場合も多いです。リアリティはトーマスになくてはならない物だと思います。現在はもはや1ミリもなくなってしましましたが...。

子供向け作品はよく「優し目」に書かれがちですが、トーマスはあまり現実味を抑えておらず、大人でも楽しめるように書かれています。

5.細かい部分

島の地理、背景、表情、事故シーン、人間のポーズなど、シリーズが進むにつれて、作品はより細かくなっていきます。細かい部品や素材を作ったりするのにはかなりのお金がかかりますが、決して手を抜いていません。

鉄道については調べられていますし、軽いジョークも面白いです。小さなミスはよくありますが、すぐ目立つような大きなミスはあまりないのもすごいですw

 

こんな感じですね。まだまだあると思いますが、長くなるのでやめにしましょう。それでは!