【ストーリー紹介?】きかんしゃトーマス・いわのボルダー

はい、今回は第5シーズンのエピソード「いわのボルダー」を紹介&考察していきます。子供の頃に見た方ならわかるかもしれませんが、割と暗いトーンのエピソードで、音楽なども相まって割とトラウマになりやすいお話だと思います。

(当然ですが、このエピソードからトーマスを見始めるのはやめた方が良いと思います...w/私は確か第1シーズンから見始めました。)

 

高山鉄道の山には、大きな丸い岩があります。エピソード内では「丸い岩」という意味である、ボルダーと呼ばれます。

ある日、作業員たちが路線を開拓して新しい採石場を作る為に、ボルダーがいる山の近くまでやってきました。スカーロイ、レニアス、ラスティーはそこから掘り出された岩を運んでいます。ラスティーが操車場に戻ると、トーマスとパーシーが休んでしました。

「この岩はどこから運んできたの?」

パーシーの問いに対して、ラスティー

「新しい採石場さ。この岩は、いろんなものに使えるんだよ。でも、あそこは危険なところなんだ...。」といいます。

トーマスが理由を聞くと、ラスティーは巨大な岩である「ボルダー」のせいだと答えます。「まるで、監視されているみたいだよ...。」しかし、岩に監視されるなんてパーシーは信じられません。そこへ、エドワードが新しい機械である「サンパー」を運んできました。ドリル付き掘削機のサンパーは、素早く岩を掘り出すことが得意です。

天気が悪くなってきた為、一時出来に作業は中断。作業員はサンパーや機械に防水シートをかけて、帰っていきました。ラスティーが帰り支度をしていると、小さな岩が彼の線路に落ちてきました。ラスティーの機関士によれば「雨で地盤が緩んでる...」とのこと。一方ラスティーは、ボルダーが「あっちへ行け」と言っているように感じました。

ラスティーが返っていくと、岩であったはずのボルダーに顔が浮かび上がり...。

次の日、ラスティー採石場に帰ってくると機械がたくさん到着していました。サンパーだけでなく、レッカー車のブッチやスチームローラーのジョージ、トラクターのテレンスもいます。ラスティーが上を見上げると、ボルダーが動いていることに気づきます。昨日の雨のせいか、地盤が緩んでボルダーが落下してきました。ラスティーにはぶつかりませんでしたが、ゴロゴロと転がってきました。ラスティーと機関士は大急ぎで逃げます。

機関士は、待避線でボルダーが通り過ぎるのを待つことにしました。しかし、なんとボルダーは後ろからやってきます!ラスティーと機関士は丘の上の待避線に避難して、なんとかボルダーをやり過ごします。ラスティーはすぐにボルダーを追いかけて操車場に向かいます。

しかし、ボルダーの行く先にはスカーロイがいたのです。スカーロイは大急ぎで待避線に避難します。ボルダーは給水塔を叩き壊して通り過ぎていきました。スカーロイは大慌てです。「操車場に知らせないと!」「そうだけど、でもどうやって!?」ラスティーも、ただ追いかける事しかできません。

ボルダーがカーブを曲がっていくと、そこにはレニアスがいました。レニアスの機関士が大急ぎでバックします。2人は、高架橋を超えた先の待避線に避難しました。

「すんでの所でペチャンコになるとこだった...。」

一方、パーシーは操車場で貨車を集めている最中でした。

「助けて!こっちに転がってくるぅ!」

しかし、ボルダーはパーシーにぶつからず、新しい機関庫に衝突しました。爆発で機関庫は木っ端みじんに。事情を聞いたトップハム・ハット卿は、採石場を閉鎖することにしました。

ハット卿はボルダーと破壊された機関庫を見つめて...「あの地域だけはそっとしておけばよかったなぁ...。」といいます。やはり、ラスティーの言った通りあそこは危険なところだったようです。

また同じことが起きないように、ボルダーは丈夫な山に移されました。今では、ボルダーは悲しげに山を見つめています。ラスティーは「ボルダーのため息は昔居た山の頂に届く...」そう信じていますが、どんなんでしょうか?

 

ストーリーはこんな感じですね。割と悲しいというか、怖いというか、何とも言えないストーリーです。では、説明・考察などを書いていきましょう。

説明

今回のお話の主人公はラスティーです。日本語版のタイトルではわかりにくいですが、英語版のタイトルでは「Rusty & The Boulder(ラスティーといわのボルダー)」となっていてわかりやすいです。ボルダーが注目されがちなこのエピソードですが、ラスティーもとても重要な役割を果たしています。

ちなみに、このエピソードの主人公がトーマスやパーシーのような「スタンダート・ゲージ」の機関車達ではない理由ですが、おそらく山奥ということで高山鉄道の方がマッチしていたのだと思います。余談ですが、第5シーズンはトーマスの主役回が割と少ないです。単独の主役回はほぼありません。少なくとも、パーシーやゴードンなどといった、仲間たちも主役として入っています。台詞は多くて、ほぼ毎エピソードに出ているんですけどねぇ...。(「パーシーびっくり」では未公開シーンのみ、「ながされたトビー」では初期案でのみ登場しています。)

ボルダーになぜ顔があったのか...などのことは明かされていません。単純にほかの同じく製品化のためのキャラクターだったのか、裏話があったのかも不明です。ウルフステッドの幽霊や、魔法の粉の影響説などもあるそうです。なので、ご想像にお任せくださいなのでしょうか...w

スカーロイとレニアスのシーンもなかなかの見どころだと思ってます。このお話はやはりNGテイクが多く、何度も何度も再撮影されているようです。(「ボルダーがうまく転がらない」など)

 

こんな感じです。考察というか小ネタ的な感じになっちゃいましたね。読んでいただきありがとうございました!